東京都 片倉城跡
2020-04-19


片倉城は東京都八王子市にある平山城です。 室町時代に扇谷上杉氏の家臣だった長井氏が築城したと伝わりますが、所説あるようです。
戦国時代には滝山城を築城した大石氏の領地でしたが、北条氏の配下に加わり、小田原城を守る支城の一つになります。 この辺りには津久井城など、北条氏の支城跡が結構、残っています。
武田信玄との三増峠の戦いでは、北条氏照、氏邦がここから出陣したようです。
廃城年代は不明なようですが、北条氏が滅亡すると片倉城も廃城になったようです。
現在は片倉城跡公園として管理されています。

片倉駅、もしくは京王片倉駅から徒歩で移動する事も可能ですが、国道16号沿いには専用の駐車場もあります。 でも、利用時間が決まっているのでご注意を。 時間外は閉門されます。
禺画像]

公園の敷地に入ると住吉沼があります。
多分、城とは関係なく、公園化した時に作られたのだと思います。
ここは、住宅街の中にある公園ですが、シジュウカラやカワセミなどの野鳥も訪れるようで、意外と自然が豊な場所です。 耳を澄ませば、鳥のさえずりが聞こえてくる、なかなか良い場所です。
多分、近隣の住民だと思いますが、公園に遊びに来る家族連れが意外と多いです。
禺画像]

まずは住吉神社に向かいます。
どことなく、曲輪の下を歩かされている通路なので、当時の通路と関係があるのかも知れません。
禺画像]

禺画像]

住吉神社
鎌倉管領長井大善大夫道広が、1372年に片倉城の鎮守として住吉神社を勧請しました。
住吉神社は、住吉三神(底筒之男神、中筒之男神、上筒之男神)を祀る神社で、全国各地で見かける神社です。
神社が鎮座しているのは本丸手前の曲輪のような場所で、築城した時は別の使われ方をしていた場所かも知れません。 
禺画像]

禺画像]

本丸跡
神社の裏側から本丸へ出る事ができます。
片倉城は自然の地形を利用した平山城で、湯殿川と兵衛川の合流地点なので西側以外は川や急な崖に囲まれています。 発掘調査の話は聞かないですが、何か建物でもあったのでしょうか?
曲輪周辺の土塁は注意しないと気が付き難い印象を受けました。
禺画像]

禺画像]


続きを読む

[東京都]
[その他の城]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット