霧ヶ井
しめ縄が飾られていますが、この井戸は城主専用の神聖な井戸だったようです。 敵が攻めてきた時、秘蔵の蛇骨を投げ入れると霧が城を覆い隠すとの伝説もあります。 蛇骨は二の丸の宝蔵に収蔵されていたそうです。
八幡神社
ここは霧ヶ井の向側で、何らかの屋敷などがあった場所です。
この石垣の上が八幡神社になります。
先ほどの場所から急な階段を登った先が八幡曲輪で、そこに八幡神社があります。 1508 年には神社があったようです。
ただ、案内には「明治5年に山麗の現在地へ移転」と書かれていたので、当時の神社とは関係ないかも知れません。 加藤影廉を祀っています。
訪れる人も少なく、周りの雰囲気がちょっと怖かったです。
菱櫓
山の斜面に合わせて石垣を組んだので菱型になりました。 この石垣の上に櫓があったようで、どうやらその建物も菱型をしていたそうです。
名前の由来にもなった菱型の櫓は全国でも珍しいそうです。
本丸の六段の石垣
本丸の石垣は階段状になっており、これでは防御能力が下がってしまうので奇妙な構造です。 どうやら、本来は一番奥の高い石垣だけだったのですが、江戸時代後期に崩落を防ぐ為にこのような形状に工事したようです。
平和な時代だったので、防御力より強度を優先したのだと思います。
東曲輪
六段石垣の脇の階段から東曲輪の方へ登ります。
絵図を見ると六段石垣の上にも二層の櫓があり、また、この階段の先にも門があったみたいです。
この辺りに二層櫓があったとの事。 今は何もありませんが...。
長局埋門
東曲輪と本丸手前の長局と呼ばれる帯曲輪をつなぐ門です。
両脇の石垣の上に多門櫓をかけるようにして門が作られていました。
上から見ると絶景です。
帯曲輪を回り込むような場所に本丸への入り口がありました。
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