663年の白村江の戦で大和朝廷は敗れました。 神羅・唐の連合軍の侵攻を恐れた大和朝廷は防御の為に大野城、基肄城を築きました。 そんな中、664年に福岡平野の狭くなった部分を塞ぐように築かれた土塁と堀が水城です。 長さは 1.2km、土塁の高さは 9m ほどあります。
バイクは水城跡第2広場の駐車場に駐車しました。
雨風がこれだけ強いと、見学に来る人もほとんどいません。 駐車場は閑散としてました。
到着したのは続100名城のスタンプが置かれている水城館の閉館30分前。 時間が無いのでとりあえず資料館に急ぎます。
水城館
この水城の土塁に埋め込まれている建物が水城館です。 なかなか斬新なデザインです。
ここで水城のビデオ説明を見た後、続100名城のスタンプや説明資料を入手しました。
ズブ濡れ状態だったので、ここで準備を整えて水城の散策に向かいます。
展望台
水城館の近くから土塁の上に登る事ができます。 水城の土塁は高さ 9m もあり、雨と強風の中、何度も傘が裏返しになりながら登りました。
ちょっと木が邪魔ですが、道路を挟んでこの先に土塁が続きます。
土塁は2段構造で、幅 77m の下成土塁の上に高さ 7m の上成土塁が乗っているような構造です。 下成土塁の幅は太宰府側(向かって左側)が 41mあり、博多湾側(向かって右)よりもだいぶ広くなっています。 多分、左側の樹木が並ぶ辺りまでが下成土塁かと思います。
大野城川を見た所。
土塁は大野城の方まで繋がっているのでしょうか?
水城東門跡
土塁から降りて県道の方に近づくと発掘調査や上水道工事で見つかった礎石が展示されています。 手前2つの石は実際に東門で使用されていた可能性があるそうです。
セコメントをする