吉野ケ里遺跡は 1986年に発見された佐賀県の吉野ヶ里丘陵にある遺跡です。
発見の切っ掛けは大規模な工業団地計画に伴う発掘調査でした。
発見されたのは弥生時代全般〜古墳時代初期の頃の遺構と考えられています。 現在は吉野ケ里歴史公園として管理されており、弥生時代後半(3世紀頃)の様子を復元しています。
100名城に登録されている城跡の中では一番古い遺構になります。
久留米城から約1時間程度で東口の駐車場に到着しました。
吉野ケ里歴史公園の東口駐車場は物凄く広く、バイク専用の駐車スペースもあります。
朝から降り続いていた雨の方は吉野ケ里遺跡に到着する頃にや止んでました。
吉野ケ里遺跡は想像していたよりも大規模な公園で、いろいろな体験プログラムなども開催されているようです。
100名城のスタンプは東口料金所に設置されています。
写真ではガラガラのように見えますが、ちょうど人が引けたタイミングで撮影しただけです。
ただ、園内はかなり広いので、ごった返すような事は無いと思います。
想像以上に広い公園なので、遺跡を復元している場所に絞って見学する事にします。
逆茂木
弥生時代に入ると稲作が広まり、やがて他人の富を略奪する行為が始まります。
集落は周辺を柵や堀で囲み、外敵からの侵入に備えます。
特に出入り口付近は厳重に守れており、「逆茂木」と呼ばれる尖った杭が打ち込まれました。
発掘調査ではこの「逆茂木」が打ち込まれたと考えられている穴が多数見つかっています。
南内郭入り口付近です。
写真手前の入り口が脇門で、奥の櫓台の辺りが正門です。
正門は櫓門になっており、櫓台には兵士などが警備していたと考えられています。
ここから南内郭に入ってみます。
南内郭には物見櫓や王家の住居などの建物が復元されています。
郭の周辺は柵や堀で囲まれており、弥生時代にはすでに城の原形らしき物が存在していた事には驚かされます。 発掘調査で鉄器が見つかっているので、殺傷力の高い鉄製の武器もこの時代には存在していたのでしょう。
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