富士 T-1B-10
1954年に航空自衛隊が発足され、練習機として先ほどの T-6 や T-34 などが運用されてました。但し、ジェット戦闘機の時代としては時代遅れになってしまい、練習機の変更が必要になってきました。 そのような中で富士重工の案が採用され T1F1 の開発は始まります。
オーフュースMk.805エンジンを搭載した試作機を T1F2 とし、1958年に初飛行に成功します。
その後、国産エンジンの J3-IHI-3 を搭載したのが展示されている T-1B です。
T-1B は、2006年までパイロットの育成に使用され続けました。
T-1B に搭載された J3-IHI-7B 国産エンジン
J3-IHI-3 の推力を向上させたのが J3-IHI-7B のようです。
その後、J3-IHI-7C、J3-IHI-7D の改修され、P-2J 対潜哨戒機の補助エンジンとしても使用されます。
ロールス・ロイス RB.53ダートMk.543-10
YS-11 用に開発されたターボ・プロップ・エンジンです。 YS-11 は公園の入り口付近に展示されてましたが、見学しないで帰ってしまいました..。 でも、千葉県の
航空科学博物館で見た事あるから良いか...。
ターボ・プロップ・エンジンは、原理的にはターボ・ジェット・エンジンと同じですが、燃焼で得られるエネルギーをプロペラの駆動に使う点が異なります。
九一式戦闘機
第2次世界大戦中に宮城県の方らが購入した機体らしく、垂直尾翼の番号などから 1933年に製造された事が判明しています。 しかし、軍用機を一般人が購入出来たのでしょうか...。
手を加えずに屋内で保管されていた事もあり、保存状態は良好なようです。
九一式戦闘機は中島飛行機が製造し、1931年から陸軍で採用された戦闘機です。 九一式戦闘機は一型と二型があり、この機体は二型です。
二型は中島飛行機が設計した国産エンジンで、20機程度しか生産されてません。
現存する唯一の九一式戦闘機です。
ニューポール 81E2
民間飛行家の岩田正夫が 1926年に郷土訪問飛行を行った時の機体の一部とレプリカが展示されていました。 岩田正夫が郷土訪問した時に河原で公開飛行を行った時、見物人が河原の中に入って来た為、着陸時に機体の一部を損傷します。 損傷した機体はそのまま村に寄贈されました。
ニューポール 81E2 は、1918年に陸軍がフランスから輸入した練習機で、その後、三菱が国産化します。 岩田正夫は、どうやって機体を入手したのですかね...。
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