欧米から航空技術を取り入れる為、1909年に陸海軍共同で臨時軍用気球研究会が発足します。 翌年には所沢が日本初の飛行場用地に選定され、1911年に臨時軍用気球研究会所沢試験場が開設されます。 その後、日本の航空技術を発展される中心的な場所となります。
しかし、太平洋戦争の敗戦により飛行場は米軍に接収されて所沢基地となります。
所沢基地は段階的に変換され、1978年に所沢飛行場跡地が所沢航空記念公園として開園します。 そして 1993年に所沢飛行場を後世に伝える所沢航空発祥記念館が開館します。
記念館のすぐ横にバイクが停められる駐輪場があります。
奥に見えるカマボコ型の建物が所沢航空発祥記念館です。
この場所を見つけるのに苦労しました...。
C-46 中型輸送機
航空自衛隊は 1955年に C-46D が供与され、輸送機として運用を開始します。 1959年には C-46A を輸入し、最大 47機を保有します。
C-46 は、航空自衛隊の輸送任務で幅広く活躍した機体です。
ちなみに、ここに展示されている機体は航空自衛隊入間基地で運用されていた機体です。
輸送人員は 50名です。
航空発祥の地碑
所沢飛行場での初飛行は 1911年で、徳川好敏大尉がアンリ・ファルマン機で約1分飛行した後、日野熊蔵大尉がライト機で3分30秒の飛行を行いました。
リスクヘッジなのでしょうか? 2人は別々の機体で所沢での初飛行に臨んだようです。
滑走路跡
なんとなく面影が残ってますが、ここが滑走路だった場所です。
今ではこの写真の奥の方に「航空公園通り」がありますが、その道路に少しはみ出すような場所に観測所がありました。
滑走の幅は思ったよりも広く、両脇の道路を含めた幅よりも広かったようです。
航空整備兵の像
1943年に彫刻家の長沼考三氏が第二回大東亜戦争美術展に出品し、翌年に所沢航空整備学校内に建立した彫刻です。
戦後、所沢飛行場は米軍に接収されますが、一部返還された後は公園として整備されます。
像は痛みが激しかったのですが、1997年に修復されました。
しかし、「大東亜戦争美術展」の名称が凄いですね..。
所沢航空発祥記念館
奥に見える建物が、今回の目的地である所沢航空発祥記念館です。
格納庫のような形をした建物です。
館内には展示物の他、フライトシミュレーターやスペースウォーカーなどの体験コナー、大型映像館などもあります。
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