2024-02-22
この展示車両は 1953年式との事なので、多分、ルノーから部品を調達して組立ていた時代の車両でしょう。 日野とルノーが提携していた時代があった事は知りませんでした...。
ハスラー
三輪トラックと言えばダイハツのミゼットが有名ですが、日野自動車も製造してました。
展示されているのは 1961年式のハスラーです。 主に、東南アジアでタクシーとして使用されていたようです。 ただ、日野自動車が製造してたのでは無く、三井精機工業株式会社が販売していたハンビーに、日野のマークを付けてハスターとして販売していたようです。
現在の三井精機工業は、工作機械やコンプレッサの製造販売が中心のようですが、昔はどこの会社も色々な事をやっていたみたいですね...。
エンジンは2サイクル単気筒で 285cc です。
コンテッサ 900
日野自動車がこのような普通車を製造していた事を知りませんでした。
展示されているのは 1961年式の車両で、コンテッサ 900 は 1963年の第1回日本グランプリのツーリングクラスで外車勢を押さえて優勝します。
なお、コンテッサ 900 は、国内初のオートチョークを採用した車両でもあります。
総排気量 893cc、最高出力 35ps
コンテッサ 900 スプリント
イタリアのジョバンニ・ミケロッティ氏がコンテッサ 900に注目し、スポーツ車の製造を日野自動車に申し出た事により、1962年に制作された試作車です。
日野自動車はエンジンと足回り部品を担当しています。
ここまで来ると、ロゴが無ければ日野自動車の車両と思う人は少ないと思います。
総排気量 893cc、最高出力 45ps
コンテッサ 1300 クーペ
イタリアのミケロッティ氏がデザインしたクーペ。 展示されてるのは 1965年式です。
1967年まで生産されますがトヨタとの提携により、日野自動車は乗用車の自社開発から撤退します。 コンテッサ 1300 が日野自動車による最後の自社開発乗用車になります。
トラックしか製造してない印象ですが、トヨタ車の受託生産はしているようです。
GP20 型エンジン
日野オートプラザの特徴の一つに、エンジンの展示が充実している事が上げられます。
GP20 型エンジンは、コンテッサ 900 で使用されていたエンジンです。
直列4気筒のガソリンエンジン。 コンパクトな印象を受けます。
コンテッサ 1500 エンジン
コンテッサ 1500 として販売する為、1966年に試作されたエンジンです。
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