広瀬家住宅
山梨県甲州市塩山上萩原から移築された住居で、17世紀末頃に建てられました。
切妻屋根で、軒が低いのが特徴です。 この地方は風が強いので、それを避ける為にこれだけ屋根が低くなったようです。 また、この建物には床が無く、地面に直接むしろを敷いてます。 むしろの下には藁が敷き詰めてあり、寒冷地ではこの方が暖かいそうです。
当初、2階は無かったようですが、養蚕の為に屋根裏を突き上げ2階に改築したようです。
沖永良部の高倉
鹿児島県大島郡和泊町(沖永良部島)の農家の敷地から移築した高床式倉庫です。
穀物などの貯蔵庫で、ネズミ返しも付いています。
沖永良部島では木材が貴重な為、奄美大島で中古の高倉を買い、解体して運んでいたようです。 この高倉は、19世紀末頃の建物です。
作田家住宅
千葉県山武郡九十九里町作田から移築された住居です。 主屋は17世紀後期、土間は18世紀後期の建物です。 家主だった作田家は、地引き網漁の網元でした。
この建物も太田家のように、主屋に土間が密着してるのですが、耐震補強工事の足場の為に近づく事が出来ませんでした。
コンクリートの基礎を下に敷き、数カ所に鉄骨の柱や梁を追加する補強工事のようですが、訪問時は茅の葺き替え作業中でした。
山下家住宅 (そば処「白川郷」)
岐阜県大野郡白川村長瀬から移築された建物で、19世紀前期に建てられました。
白川郷の合唱造りは世界遺産にも登録されていてとても有名です。 見た事がある人も多い建物だと思います。 この建物は 1958年に川崎駅近くに移築され、料亭として使用されていました。 多分、今だと世界遺産登録されている白川郷からの移築は難しいかも知れません。
日本民家園に移築されたのは 1970年で、現在はお蕎麦屋さんとして営業しています。
私もここで、少し遅い昼食を取りました。
野原家住宅
富山県南砺市利賀村利賀から移築された合掌造りの建物です。
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