仁和寺は光考天皇が西山御願寺として創建を開始しましたが 887年に崩御。 宇多天皇が後を継ぎ 888年に完成し、年号を取って仁和寺となりました。
後に、宇多天皇は出家して仁和寺に入り、日本初の法皇となります。 また、それ以降、皇子、皇族が仁和寺の住職を務めます。
仁和寺は世界遺産登録されています。
二王門
龍安寺から仁和寺へはバスで移動しましたが、歩いてもそれほど時間は掛からないと思います。 バスを降りると目の前に大きな二王門が目に入ります。
現在の二王門は 1644年頃に建立された物なので以外と新しいです。 まぁ、応仁の乱で伽藍は全焼しているので、創建当時の建物が残っているはずがありませんが...。
御殿
まずは御殿から見て行きます。 大玄関ですが、非常に立派です。
でも、1887年に御殿は火災で焼失しており、現在の建物はそれ以降に再建された物です。
そう言えば、仁和寺は意外と観光客が少ないですね...。 金閣寺、龍安寺と比べると、少し落ち着いて見学できそうです。
御殿の白書院です。 火災で焼失後、1890年に建立されたようです。
白書院の目の前には白い砂を敷き詰めた南庭が広がります。
縁側に腰かけて南庭を眺めると落ち着きます。
白書院から宸殿を見た所。 奥に見える建物が宸殿です。
現在の宸殿は火災で焼失後、1914年に再建された物です。 儀式や式典に使用される、御殿の中でも重要な建物のようです。
宸殿の北側にある北庭です。 庭園は江戸時代に仁和寺が再興された頃に造営されたようです。 奥に五重塔と中門が見えます。 左側に見えるのは茶室でしょうか?
廻廊を進むと奥に見えるのが黒書院です。 1909年に旧安井門跡の寝殿を移築した物です。
こうして見ると、明治の火災で御殿が消失した後、時間をかけて修復されたようです。
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