上野駅から東京藝術大学方面に進むと、東京国立博物館のカド付近に京成電鉄旧博物館動物園駅の出入口となる建物があります。
1933 年の京成本線開通時に開業した駅でしたが、利用者数が伸びず1997年に営業を停止、2004 年に廃止になりました。
外観も独特な建物で、昔駅だった事は把握していたのですが、意外と最近まで使われていた事は知りませんでした。 昔から気になっていたのですが、偶然期間限定で一般公開している事を知り、早速見学に行ってきました。
博物館駅の扉が開いている所を初めて見ました!
東京国立博物館の表慶館と雰囲気が似ている西洋式の建物です。
2018年に内部の補修工事が行われており、その時に現在の扉に変更されたようです。
扉には日比野克彦氏(東京藝術大学美術学部長)デザインのレリーフが施されています。 昔の駅にしては「洒落た扉だな」と思っていたら、アートとして後付けされた物だったようです。
中に入ってまず目に入ったのは天井のドームです。
開業時は照明用のシャンデリアが吊るされていたようです。
外から見た屋根はピラミッド型をしているのですが、中はドーム状になっていたのですね...。
コンクリートで覆われた地下への階段は、どこか廃墟のような雰囲気があります。
古い駅なのでエスカレーターなどは当然ありません。
ホラー映画にでも出てきそうな風景です...。
窓はガラスでは無く鉄板でてきており、錆々になっていました。
これだと光があまり入らなそうな感じがしますが、昔からこんな感じだったのでしょうか? もしかしたら、廃駅にする時にガラスを外したのかも知れません。
でも、これはこれで妙な美しさを感じてしまいます....。
階段の壁は落書きが凄かったです...。
駅として営業していた時からこんな状態だったのでしょうか?
落書きだらけの地下鉄駅は記憶に無いので、駅として最後の日に書かれた物でしょうか?
階段の折り返し部分です。
この空間は資料の展示スペースとして使用されてました。
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